スキップしてメイン コンテンツに移動

チャンネルごとの画質について

 4K放送は綺麗だが、今回は現行放送の画質についての話。



結論から言うと、テレビの画質は

BS放送(一部)>BS放送≧地デジ(民法・NHK)>地デジ(独立局)>CS


となる。


以下、ビットレートという言葉が出てくるが、これはデータ量のことで数字が大きければ高画質になると思ってもらって問題ない。



BS放送は地デジやCSより高画質だがは4K放送の影響で大手民放とNHK BS1の画質が悪化した。BSプレミアムやBS11イレブンの画質は従来どおり高画質なままなので、BS放送(一部)と表記した。よってBS放送(一部)>BS放送となる

画質の悪化はビットレートの低下もそうだが、解像度も1920x1080から地デジと同じ1440x1080に下がった。


しかしそれでもビットレートは地デジより高いので、画質は地デジよりBSのほうが良いことに変わりはないようだ。


地デジは地デジでもNHK・大手民放と独立局とで画質に差が出る。ちなみに大手民放とはフジテレビ、テレ東、テレ朝、日テレ、TBSの系列局のことを指し、独立局とはそれ以外の小さなローカル局のことを指す。TOKYO MXやサンテレビなどがそうだ。私は大阪在住なのでMXについてはよく知らないが。


さて、画質の話だが、地デジ放送は先程も少し言ったが、1440x1080で放送されている。しかし、サンテレビやKBS京都など独立局は1920x1080で放送されている。


では独立局のほうが実は高画質なのか?と思うかもしれないが、実はそうではない。独立局は民放・NHKよりビットレートが低いので、目に見える画質は悪い。

というか、ビットレートが低いのに解像度が高いので、動きの多いシーンでの画質はひどいものになっている。



これはサンテレビのプリコネのスクショだが、見ての通りブロックノイズが出まくっていて、ひと目で画質が悪いのが見て取れる。

比較できるものがなくて申し訳ないが、大手民放の地デジやBS放送ならここまで酷くはならない。



最後にCS放送だ。1440x1080で放送されており、基本的に画質は悪い。ビットレートは10Mbps以下で、つい最近までSD画質で放送していた局もあるくらいだ。有料放送なのに画質は最悪と、良いところがない。


CS放送ってあんなにチャンネルがあって有料で料金も高いのに、どうやって成り立ってるのか不思議でしょうがない。チャンネル数を削減して、その分を別のチャンネルの画質向上に使ったほうがいいのではないかとさえ思う。


以下は参考程度だが、ビットレートの一覧としては

BS(一部) 18Mbps程度

BS(民放・BS1)  16Mbps程度

地デジ(民放)13Mbps程度

地デジ(独立局) 11Mbps程度

CS放送 10Mbps以下


となる


ちなみに4K放送は30Mbps程度、8Kは100Mbpsもある。さらにこの2つは動画圧縮技術が進化したものになっているので、数字以上の高画質になっている。


まあそれはさておき、テレビの画質についての話でした。好きなアニメを少しでも高画質で残しておきたいときに参考になればと。

レコーダーやテレビなどで2倍速、3倍速で録画するときでも、元のデータの画質の善し悪しで画質は変わるものです。

コメント

このブログの人気の投稿

xbox game pass for PCからSteamにデータ移行する方法の備忘録

 xboxgamepass(以下ゲーパス)は定額でゲームをプレイし放題の革新的なサービスである一方、ある落とし穴が存在する。 こういうサービスなので、ゲームが配信終了されることもたまにあり、それ自体は仕方のないこととして納得するものの、ゲーパスのゲームのセーブデータはクラウドに保存され、ユーザーはそれにアクセスすることが不可となっている。 つまり、面白かったからSteamで購入し、セーブデータを移行して続きからプレイする事は出来ない。というクソ仕様だ。Microsoftからすれば、xboxで購入してプレイしろよという話なのだろうが、あんな使いにくいゴミアプリはゲーパス以外の価値はない。 ここから本題。先程、セーブデータはクラウドに保存され、ユーザーはそれにアクセスすることが出来ないと述べたが、実際には名前を変えてローカルにも保存されている。以下はセーブデータの移行方法。 注意点として、全てのゲーム、環境でこの方法が使えるわけではないので、悪しからず。 また、予めSteamでゲームを購入し、そのゲームのセーブデータを作っておく必要もある。 この方法でセーブデータが消去されてしまったとしても、私は一切の責任は取らない。 今回移行するゲームはProject Wingman まず、C:\Users\User\AppData\Local\Packages\にアクセスする。 長い名前のフォルダがあるが、セーブデータが保存されていると思われるフォルダはゲームのデベロッパーかパブリッシャーの名前を含んでいるので、検索して探す。Project Wingman の場合はHumbleと検索すると見つかる。探しているゲームに合わせて検索ワードを変えて探し、フォルダの中に入る。 次にSystemAppDataのフォルダに入り、その中のwgsというフォルダに入る。wgsには"t"というフォルダと、めちゃくちゃ長い名前のフォルダの2つがあるので、めちゃくちゃ長い方に入る。 中には変わった名前のフォルダがいくつかあると思う。 ゲームによって多少変わるものの、ゲームのセーブデータはいくつかのファイルから構成されている。このフォルダはそのファイルを1つ1つフォルダ分けし、名前を変えられてこの中に入っている。 なので、この中にあるファイルの名前を1つ1つ変更し、Steamのフォルダに...

凱旋門賞に向けてパリロンシャン競馬場の軽いレポート

いざ凱旋門賞 日本競馬がこれまで何度も立ち向かい、ディープインパクトやオルフェーヴルでも勝利することが出来ない世界の壁であり最大の鬼門。 今年は日本からはタイトルホルダー、ドウデュース、ディープボンド、ステーフーリッシュの4頭が出走予定。 そんな凱旋門賞はフランス、パリにあるパリロンシャン競馬場にて行われる。 パリ大賞(GI)が行われる7月14日にパリロンシャン競馬場を訪れたので、今回はその簡単なレポートをつらつらと書いていく。 1857年という今から165年も前に開場したこの競馬場は世界で最も美しい競馬場とも言われており、先述した世界最高峰のレースである凱旋門賞が行われる競馬場として有名。 パリ郊外のブローニュの森という森の中に造られており、アクセスする手段はバスに限られる。メトロの駅から歩けない距離でないが、40分以上は余裕でかかるのでおすすめはしない。 日本の競馬場は街なかに人工芝を用いて作られるが、欧州の競馬場の多くはもともと自然が会った場所に競馬場を建設する為、大きな競馬場でもアクセスが悪いことは珍しくない。また水はけが悪く、馬場状態が悪化しやすく回復しないのも特徴の一つだ。 これが日本の走りやすい芝に特化した競走馬が欧州ではなかなか勝てない所以と一般的に言われている。 入場券はかなり高額で€20(2800円程度)もする。早期にネット予約すればもう少し安くなるが、日本と比べると非常に高額。 入場ゲートをくぐると、金色に光るスタンドとそれに続く階段が目に入り、その奥には馬の銅像が置かれている。 この馬はグラディアトゥールという馬で1862年にフランスで生産され、英2000ギニーステークス、ダービーステークスを勝利。仏に戻りパリ大賞典(パリ大賞)にも勝利。その後再び渡英しセントレジャーステークスを勝利して史上二頭目の英クラシック三冠馬となる。 生涯戦績19戦16勝という圧倒的な強さを誇った馬。 当時のフランス競馬はイギリスかぶれの貴族たちによって行われていたものの、イギリス本国と比較すると劣っていた。そんな中でフランスの馬がイギリスのクラシックを総なめしたというのだから、その人気は絶大なものだっただろう。銅像が作られるのも納得である。 さらに進み、右に曲がるとパドックが見える。パドックの作りは日本と大きく違い、かなり長い長方形となっている上、木々が生えている。...

頼むから放送規格をもっと厳格に規格してくれ

 エンコード設定の決定版がなかなかない 今はQSVを使ってh264にエンコードし、地デジやBS・CSの解像度に違いがあるため1920x1080に変換し、音声はコピーしてmp4に格納しており、エンコードの設定は以下のようになっていた。 ffmpeg -hwaccel qsv -c:v mpeg2_qsv -i "$RECPATH" -c:v h264_qsv -preset 1 -look_ahead 0 -look_ahead_depth 100 -q:v 21 -c:a copy -map v:0 -map a:0 -vf scale_qsv=w=1920:h=1080 これで7倍速でエンコード出来るし、画質、容量、互換性も申し分ない。本当はHEVCでエンコードしたいが、なぜかWindowsで再生できないためH264に変換している。 しかしながら、放送規格が局によって大きく変わったり、同じ放送局でも番組によって変化するため、非常に難儀している。 まず問題となるのが、AT-Xだ。AT-Xは有料のアニメ専門チャンネルでそれなりの料金を支払って契約しているが、当局の番組のエンコード中、それも特定の限られた番組にのみある問題が起きた。途中でエンコードが終了しているのだ。問題となった番組を再び同じ設定でエンコードしたところ、『Error parsing ADTS frame header!』と表示され、エンコードが途中で強制終了した。そのためGoogle先生の力を借りて解決策を模索したところ、-bsf:a aac_adtstoascと入力すれば問題は解決した。 …かのように思えたが、別の問題が発生した。東名阪以外の田舎に住んでいるアニオタにとっての救世主であるBS11イレブンをエンコードしたところ、音声は格納されているのになぜか音声が再生されない。つまり音無しの動画になってしまったのだ。 私は大阪に住んでいるが、BS11イレブンは画質が良く、アニメのラインナップも充実しているので貴重な存在であることには代わりはなく、対策をする必要が出てきた。 ffmpeg内臓のAACエンコーダーは品質が悪いので、できれば使いたくないが、コピーしてしまうと放送局の放送規格の違いが原因で何かしらの問題が出てきてしまうようなので、仕方なくエンコードすることにした。 『-c:a...