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アニメのより良い再生環境を求めて


アニメって良いですよね。面白いですよね。そのアニメを出来るだけ良い環境で見たいと思いませんか?私は思います。


私は色々と頑張って理想のアニメ再生環境を整えました。その時にやったことについてです。ちなみにこれはWindows向けです。

ただし、これはdアニメストアなどのストリーミング再生には適用できません。自分で持っているアニメにしか適用できない点と、そのアニメのソースをどうやって手に入れたんだよという点については追求しないでほしいです。ただ違法なことは何一つやっていないということは断言しておきます。あと、そんなことしたら作り手の意図したものと変わってしまうと思う人もいるでしょう。そう思う人はブラウザバックしてください。

さてまず、再生プレーヤーですが、MPC-BEというのを使います。これはここからDL出来ますインストールも難しいものではないでしょう。


次にインストールするのはmadVRというビデオレンダラーをインストールしますが、インストール方法と設定方法についてはこちらの記事が分かりやすく解説しています。

次に、AMDのGPUを使っている人に向けた記事ですが、Bluesky Framerate Converterを使えば、動画を60fpsに補完することが出来ます。なお、最新のGPUではこちらの機能は非搭載のようです。しかし、AMDの品質フィルタを使えるのでインストールして有効にして損はないと思います。


さて、ここらで一応、効果を見ておく
↓適用前

↓適用後


まあこの時点ではそんなに差はないです。2枚を交互に比較すると分かりますが、再生中に気付くことはないでしょう。しかし、MPC-BEはmadVRを入れることで色調フィルタが使えるようになります。自分好みに設定しましょう。しかしやりすぎには注意です。肌の色が肌色から真っ白になってしまいますし、暗所でのノイズが目立ってしまいます。わたしはこんな感じで設定しています。



比較するとこんな感じ。
素の動画↓

madVRとAMDフィルタ適用後↓


色調調整適用後



さて、こうなると分かりやすいですね。私好みの色合いになりました。

そして最後に、これはメリット・デメリットあるので、導入するか否かは各人の判断に任せますが、Anime4kというフィルタがあります。動画を4kにアップコンバートしてくれるものです。実写にも適用可能ですが、変な感じになるのでおすすめしません。というか先程の色調調整も実写にはおすすめしません。肌の色が気持ち悪くなります。

さて、Anime4kですがGithubのページから『Anime4k_HLSL.zip』をダウンロードして解凍します。導入方法はここにも書かれていますが、一応解説します。

解凍して中に入っている.hlslファイルを全てMPC-BEのShaderに移動します。デフォルトでは場所は
C:\Users\(あなたのPCの名前)\AppData\Roaming\MPC-BE\Shaders
のはずです。

移動したらMPC-BEを開き
再生→シェーダー→シェーダーの選択
を選びます。

リサイズ後のピクセルシェーダーを有効にするの下のボックスをクリックすると青くなるので、その状態で上部の選択肢からシェーダーを選択します。選択するシェーダーは再生ファイルが1080p以上か以下かで変化します。以下を参考に設定してください。



さて、導入が終われば再生→シェーダー→再生後のピクセルシェーダーを有効化をクリックすることでオンオフが可能になります。比較してみましょう。
Anime4k適用前↓

Anime4k適用後↓


4kのほうがなんとなくシャープかな?拡大して違いが分かる程度ですね。そもそも私のPCモニターは1080pなので効果はありません。それどころか、デメリットも存在します。

こちら、万々歳の箸立てですが、このように光が広がるような演出があるものに適用されるとこのようになります。

なんだか、語彙力がないためとても説明しにくいのですが明るいところからくらいところに行くにつれて、縦線のような境界線が入ってしまうのです。このような小物であれば気にならないのですが、例えば月の光のようなものだと、元々暗くてノイズが乗りやすい上、光が不自然になるので気になります。

さらに4k化することで再生不可も増えます。GPUのスペックと比較しながら導入しましょう。

以上が私のアニメ再生環境です。参考になれば

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